退職届を収める封筒は、日常の事務用封筒とは明確に区別して選定する必要があります。コンビニエンスストアや文具店で購入する際は、以下の基準を満たしているかを必ず確認してください。
まず、退職届の封筒サイズは提出用紙の大きさに合わせて厳格に選びます。用紙がA4サイズであれば「長形3号(120mm × 235mm)」、B5サイズであれば「長形4号(90mm × 205mm)」を選択するのが定石です。ビジネス文書の標準化が進む現在ではA4サイズ(長形3号)を用いるケースが全体の約7割を占めています。
封筒の素材については、「白色・無地・郵便枠(赤枠)なし」の和封筒を用意します。茶封筒(クラフト封筒)は領収書や請求書など日常の事務連絡用と見なされ、重要書類の提出には適しません。また、中身の文字が外から透けて見えないよう、内側に紫や青の紙が貼られた「二重封筒」を選ぶのが最低限の礼儀とされています。
筆記具として用いる退職届の封筒ペンは、黒の油性ボールペン、水性顔料ゲルインクボールペン、または万年筆が推奨されます。文字の太さは0.7mm〜1.0mm程度が視認性に優れ、力強い印象を与えます。摩擦熱で消えるフリクションペンや鉛筆、筆ペン、マジック(油性マーカー)は改ざん防止および格式の観点から使用を避けてください。
封筒のレイアウトは退職届の封筒は縦書きが日本の商習慣における正統なスタイルです。たとえパソコンで本文を横書き作成した場合であっても、和封筒に収める際は封筒表面・裏面ともに縦書きで仕上げるのが最も失礼のない標準形となります。