ウイルス性胃腸炎の最大の特徴は、「さっきまで元気だったのに突然発症する」という急激な経過にあります。多くの場合、みぞおち周辺の不快感や軽い胃痛、倦怠感といった初期症状が現れてから、わずか数時間のうちに激しい吐き気や複数回の嘔吐へと進行します。
吐き気がピークを過ぎると、続いて差し込むような下腹部痛とともに水様便(水のような下痢)が始まります。発症初期の段階で「お腹の風邪」と軽く考えて無理をすると、一気に脱水症状が進む危険があるため注意が必要です。胃のムカつきや微熱を感じた時点で、消化器官に負担をかけない体制へ素早く切り替える判断が求められます。