井上純一の若い頃の経歴を振り返る上で外せないのが、1970年代中盤の井上純一のジャニーズ時代です。抜群のビジュアルと清潔感あふれる歌唱力で注目され、1975年にシングル『恋人宣言』でレコードデビューを果たしました。当時の歌番組やティーン向け雑誌では常に表紙を飾り、ブロマイド売上でもトップクラスの人気を誇りました。
歌手活動以上に彼の評価を決定づけたのが、俳優としての目覚ましい台頭です。特に1978年から放映された名作ドラマ『ゆうひが丘の総理大臣』(日本テレビ系)では、中村雅俊演じる熱血教師の教え子・柴田良次役を好演。繊細で傷つきやすい思春期の男子高校生を等身大で演じ切り、役者としての地位を不動のものにしました。
その後も『あさひが丘の大統領』や『池中玄太80キロ』、さらに数多くの2時間サスペンスや大河ドラマなどの井上純一の出演ドラマにおいて、スマートな二枚目から複雑な陰を持つ役柄まで演じ分ける実力派へと着実に歩みを進めました。