米の冷蔵庫保存は逆効果?プロが教える野菜室と密閉容器の正しい使い方

米の冷蔵庫保存は逆効果?プロが教える野菜室と密閉容器の正しい使い方

米の冷蔵庫保存は逆効果?プロが教える野菜室と密閉容器の正しい使い方に関する質問を分かりやすくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

「虫が湧くのを防ぐために冷蔵庫に入れている」という家庭でも、購入時の米袋のまま冷蔵庫へ放り込んでいる場合は要注意です。一見密閉されているように見える市販の米袋には、輸送時の破裂や荷崩れを防ぐための「微細な通気孔(空気抜き穴)」が必ず開けられています。

この通気孔が開いた状態で冷蔵庫内に入れると、冷気の直撃によってお米の水分が奪われ、表面がひび割れる「胴割れ(どうわれ)」現象が発生します。胴割れしたお米を炊飯するとデンプンが過剰に溶け出し、べちゃついた不快な食感の原因になります。さらに、冷蔵庫内に漂うキムチや魚、ネギなどの強い食品臭をお米がスポンジのように吸着してしまい、炊き上がりの香りが台無しになってしまいます。

もう一つの重大な危険が「温度差による結露とカビ」です。冷え切った米袋を常温の部屋に取り出し、計量のために数分放置するだけで、外気との温度差によってお米の表面に微細な水滴(結露)が付着します。そのまま再び冷蔵庫へ戻すと、閉じ込められた湿気によってアオカビ等の真菌類が繁殖し、全体を廃棄せざるを得ない事態に陥ります。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。