カンペとは何の略?語源の真相と推し活うちわの鉄則【2026年最新】

カンペとは何の略?語源の真相と推し活うちわの鉄則【2026年最新】

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テレビ局のスタジオにおいて、副調整室(サブ)からの指示を物理的なカンペに変えて演者に届けるのがフロアディレクター(FD)の腕の見せ所です。一流の現場では、カンペ作成と掲出に関して厳格なノウハウが存在します。

まず使用機材の基本となるのが、マルマン社製のB4〜A3スケッチブックと、黒・赤の水性極太サインペン(紙用マッキーやプロッキー等)です。油性ペンは裏写りして次のページを無駄にするだけでなく、照明の反射でテカって文字が読みづらくなるため、現場では水性顔料インクの極太平芯が長年愛用されています。

文字数は「1行あたり最大7〜8文字、全体で2〜3行(計15〜20文字以内)」が原則です。演者はトークをしながら0.5秒程度の周辺視野で内容を認知しなければならないため、文章ではなく「単語の塊」として視界に飛び込ませる必要があります。

生放送の現場で飛び交う代表的なカンペ用語には次のようなものがあります:

  • 「まき(巻いて)」:進行が押しているため、話を急いで終わらせてほしいという合図。円を描くジェスチャーを伴うことが多い。
  • 「のばし(伸ばして)」:次のコーナー準備や中継接続が遅れているため、トークを膨らませて尺を繋いでほしい指示。両手を引っ張る動きをする。
  • 「Q(キュー)」:本番スタートや、該当コーナーの開始合図。手刀を振り下ろす動作とセットで行われる。
  • 「あと○分 / ○秒」:コーナー終了までの残り時間。5秒前からは指でカウントダウンを示す。

カンペを出す位置は、演者が目線を合わせている「本線カメラ」のレンズの真下、または直近の横でなければなりません。カメラから離れた位置でカンペを出すと、演者の視線が露骨にカメラから外れ、視聴者に不自然な違和感を与えてしまうからです。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。