浴室という密閉空間に煙を充満させる性質上、「体に悪いのではないか」「赤ちゃんやペットが口にするおもちゃがあっても大丈夫か」という懸念を持つのは自然なことです。特に小さな子どもを持つ親世代にとって、安全性は費用対効果以上にシビアな判断基準となります。
ライオン公式の製品データおよび毒性試験の検証によると、くん煙剤の主成分である銀イオン(Ag)は、古くから食器や制汗デオドラント製品、さらには乳幼児用製品の抗菌加工にも広く採用されている安全性の高いミネラル成分です。煙が触れたプラスチック製の洗面器やお子様のお風呂用おもちゃ、シャンプーボトルなどに薬剤が付着しても、水で洗い流す必要すらなく、そのまま触れて口に入ったとしても急性毒性を示すレベルには達しません。
ただし、煙そのものをダイレクトに吸い込む行為には注意が必要です。使用中に浴室のドアを急に開けて白煙を勢いよく吸い込んでしまった場合、一時的な喉のイガイガ感、咳き込み、軽度の息苦しさといった呼吸器への物理的刺激症状が現れることがあります。万が一煙を吸い込んでしまった場合は、速やかに新鮮な空気のある場所へ移動し、うがいと洗顔を行って安静を保つことが医療関係者からも推奨されています。ペット(特に煙に敏感な小鳥や観賞魚)がいる場合は、換気が完全に終わるまで脱衣所や浴室周辺に近づけない配慮が鉄則です。