この試合の勝敗を分けた最大の要因は、後半開始直後から見せた両チームの采配の差にある。サウサンプトンは先制後、5-4-1のブロックを敷いて守備を固める戦術を選択。しかしリヴァプールはハーフタイムにシステムを微調整し、左サイドバックをより高い位置に押し上げることで、サウサンプトンの守備ブロックを横に広げることに成功した。
リヴァプール監督は試合後の記者会見で「前半の課題は明確だった。相手のブロックの外側でボールを回すだけでは崩せない。もっと内側に侵入する動きと、サイドの数的優位を作る必要があった」とコメント。実際、後半は左サイドからのクロスが大幅に増え、同点ゴールもその流れから生まれた。
一方、サウサンプトン監督は「先制した後、もう少しボールを保持する時間を作りたかったが、相手のプレスが強くて前進できなかった」と悔しさをにじませた。現地メディアの採点でも、リヴァプールの監督采配は高評価を得ており、「後半の修正が試合を変えた」という評価が大勢を占めている。
この表からもわかる通り、リヴァプールはボール支配率、シュート数、セットプレー得点すべてでサウサンプトンを上回った。しかし走行距離はほぼ互角であり、サウサンプトンも運動量では劣っていなかった。それでも勝敗を分けたのは、ゴール前での精度と、後半の戦術修正だった。