インターネット上の旅行ブログや質問掲示板などで散見される誤解の一つに、「名鉄瀬戸線東大手駅を使えば名古屋城へ裏口から簡単にショートカットできる」という言説があります。
現地を実際に歩いて検証すると、この主張には大きな落とし穴があることが分かります。確かに地図上では東大手駅は名古屋城の東南、外堀の東端に位置しています。しかし、東大手駅から名古屋城の東門までは徒歩で約12〜15分かかり、道中には急な官庁街の傾斜や信号待ちの長い大通り(大津通)が存在します。名鉄瀬戸線沿線から直接アクセスする愛知県民であれば選択肢に入りますが、名古屋駅や他県から訪れる観光客がわざわざ栄町で名鉄線に乗り換えて東大手駅を目指す実利は皆無と言わざるを得ません。
正門ルートと東門ルートの決定的な違い
さらに多くの来訪者が現場で悩むのが、名古屋城正門東門ルートの選択です。どちらから入場しても天守閣跡地や本丸御殿には到達できますが、旅程の満足度を左右するポイントが隠されています。
東門ルート(7番出口利用):駅から最短で城内へ入りたい合理派向けです。国の重要文化財である「東南隅櫓」を間近に望みながら本丸御殿へ最短距離でアクセス可能。退園時にも宗春ゾーンで休憩しやすく、地下鉄への復帰が極めて容易です。
正門ルート(バス・タクシー・徒歩):「これぞ名古屋城」という雄大な景観を体験したい初訪問者向けです。再建された巨大な正門をくぐり、西南隅櫓と巨大な石垣を正面に見上げながら本丸へ進むアプローチは圧倒的な威容を誇ります。金シャチ横丁義直ゾーンでのお土産購入や本格名古屋めしの堪能にも直結しています。