中華街でトイレを探す観光客が真っ先に陥るのが「街中のコンビニに駆け込めばなんとかなる」という思い込みです。主要都市の繁華街と同様、横浜中華街の主要通りに位置するコンビニエンスストア各店舗では、防犯上の理由や食べ歩き客の集中による大混雑を防ぐため、「トイレの貸出は行っておりません」という貼り紙が掲出されているケースが大半を占めています。
横浜中華街発展会協同組合の防犯・環境ガイドラインや現地店舗の運用実態を見ても、路面店の小規模飲食チェーンや売店では顧客専用トイレすら設けていないことが珍しくありません。肉まんやスイーツのテイクアウト専門店が密集するエリアでは、客席を持たない店舗構造が一般的であり、結果として飲食後にトイレを探して彷徨う観光客が後を絶たない構造的背景が存在します。
この「コンビニが使えない」という現場の現実を知らないまま散策を始めると、急な体調変化や子どもの急激な尿意に直面した際、大きなタイムロスとストレスを抱えることになります。