近年のマイクロエース製品について、多くの愛好家が口を揃えて指摘するのが販売価格の高騰です。4両〜6両程度のセットでも実売価格が2万円〜3万円を超えるケースが珍しくなく、他社製品と比べて明らかに割高に感じられます。
マイクロエースの定価が高い主な理由は、徹底した少量多品種生産(小ロット生産)を行っているためです。数万セット単位で大量生産できる新幹線や主要幹線車両と異なり、マイクロエースが手がけるのは特定の地域でしか走らない限定的な編成や試作車です。生産ロットが小さければ1両あたりに掛かる金型費や開発費の按分比率が高くなり、どうしても定価を押し上げざるを得ません。これに加えて、海外生産拠点の原材料費や人件費の高騰、為替レートの変動が直撃しています。
また、発表された発売予定日が数か月から1年近く遅れる「再販延期・発売延期」の常態化もファンの悩みの種です。中国工場の稼働状況や品質管理のすり合わせに時間がかかることが主な原因ですが、予約したユーザーが長期間待たされる点も不満を生む一因となっています。