教育出版の音楽教科書をはじめ、長年にわたり現場で採用され続けている松井孝夫作曲の『マイバラード』は、中学校に入学して初めて取り組む混声三部合唱の伴奏としても絶大な人気を誇ります。合唱曲のピアノ伴奏において、本作の難易度はピアノ学習者の進行度でいうとブルグミュラー25の練習曲の中盤からソナチネアルバム導入レベルに位置付けられます。
ショパンやリストのようなアクロバティックな跳躍や急速なパッセージは登場しません。しかし、伴奏者にとっての本当の難しさは「音符の少なさ」にあります。メロディを支える右手のアルペジオや左手の和音がシンプルな分、タッチのばらつきや打鍵の強弱、リズムのブレがそのまま客席や審査員に伝わってしまう構造になっています。
楽譜の入手方法としては、学校で配布される合唱譜のほか、ヤマハが運営する楽譜配信サイト「ぷりんと楽譜」でのピース楽譜(単曲購入)や、カワイ出版などの公式合唱曲集が広く利用されています。自宅練習用のマイバラードピアノ伴奏楽譜を手軽にダウンロードして即座に運指の確認を始める環境が整っています。