Q1:国の法律で「日本の三大都市は東京・大阪・名古屋」と明記されているのですか?
A1:特定の法律で「三大都市はこの3市である」と直接定義した単一の条文はありません。しかし、国土形成計画法や大都市地域における各種振興法、総務省の統計区分において「首都圏・近畿圏・中京圏」が三大都市圏として一貫して定義されており、その中核市として東京区部・大阪市・名古屋市が実質的に指定されています。
Q2:将来的に福岡市が名古屋市を抜いて「三大都市」に入る可能性はありますか?
A2:人口増加ペースや都市開発の勢いでは福岡市が注目されていますが、経済規模(市内総生産および都市圏域の製造品出荷額等)において中京圏と福岡都市圏の間には数倍の開きがあります。産業集積の厚みを考慮すると、近い将来に福岡が名古屋の座を代替する可能性は極めて低いと考えられます。
Q3:「五大都市」や「六大都市」とはどの都市を指しますか?
A3:戦前の1922年に制定された「六大都市行政監督特例」に基づく伝統的な六大都市は「東京・大阪・京都・名古屋・横浜・神戸」です。五大都市という場合は、東京を除いた5市(大阪・名古屋・京都・横浜・神戸)、あるいは戦後の発展を踏まえて福岡や札幌を加えた主要中枢都市を文脈に応じて指すケースがあります。
Q4:人口で名古屋を上回る札幌市や横浜市が三大都市と呼ばれない理由は?
A4:横浜市は東京大都市圏の一部(ベッドタウン機能)としての比重が大きく、独立した経済圏の核とはみなされないためです。札幌市は約197万人の人口を抱えますが、北海道全域の経済規模が中京圏や近畿圏に比べて小さく、全国的な産業・金融の中枢管理機能の集積度で名古屋に及ばないためです。