心療内科の現場では、患者の症状パターンや生活リズムに合わせて両者が明確に使い分けられています。
デパスが選択されやすいケース:
・強い身体的緊張(激しい肩こり、頭痛、震え)を伴う不安状態
・不安や緊張が原因で寝付けない入眠障害の頓服薬として
・人前での発表など、特定の場面限定で即効性を求める場合
ソラナックスが選択されやすいケース:
・日中を通して持続する不安感やパニック障害の予期不安
・仕事や家事への影響を考慮し、強い筋弛緩作用や過度な眠気を避けたい場合
・デパスを常用していて薬の切れ目に強い不安を感じるようになった患者の移行先
デパスへの依存傾向が見られたり、効果が切れるタイミングでの不安発作が頻発したりする場合、医師はデパスから半減期の長いソラナックスやメイラックスなどの長時間作用型抗不安薬へ段階的に切り替える治療戦略をとることが一般的です。