コーヒー豆のパッケージに印字されている賞味期限は、基本的に未開封の状態で正しい環境に置かれた場合を想定しています。未開封であれば、アルミ蒸着バッグや窒素充填された特殊包装によって、製造日からおよそ半年から1年間は品質が保たれます。
しかし、一度ハサミを入れて封を切った瞬間から空気(酸素)に触れ、劣化のカウントダウンが始まります。開封後の豆を常温で保存する場合、香りとコクを損なわずに美味しく味わえる期間は約2週間から最長でも1カ月が実質的な限界です。これを過ぎると、有害な毒素がすぐに発生するわけではないものの、特有の豊かなアロマは抜け落ち、酸化した油分による嫌な渋みや喉の引っかかりが目立つようになります。