お台場ヴィーナスフォート閉館理由の真相と跡地!噴水広場の現在を追う

お台場ヴィーナスフォート閉館理由の真相と跡地!噴水広場の現在を追う

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ヴィーナスフォートの象徴といえば、誰もが待ち合わせや写真撮影を行った「噴水広場」、数々のアーティストが名演を刻んだ「教会広場」、そして1時間ごとに青空から茜色の夕焼け、深い星空へと移り変わる「天井の空の演出(スカイダイアル)」でした。「閉館に伴い、あの美しい空間も重機で粉砕されてしまったのか」と胸を痛めていたファンに、ぜひ知ってほしい事実があります。

実は、旧ヴィーナスフォートの建物骨格は完全解体されることなく、驚くべきリノベーションを経て「世界初のイマーシブ・テーマパーク」として現存しています。USJ再建で知られる森岡毅氏率いる株式会社刀が企画・運営を手掛け、2024年3月1日に開業した「イマーシブ・フォート東京(IMMERSIVE FORT TOKYO)」がその正体です。

中世ヨーロッパの街並みという唯一無二の精巧な造作は、来場者自身が物語の当事者(登場人物)となって事件やドラマに巻き込まれる「完全没入体験(イマーシブシアター)」の舞台セットとして完璧に再利用されました。かつての噴水広場は怪盗や市民が入り乱れるメインストリートへと生まれ変わり、教会広場では生演奏とダンスが渦巻くパーティが繰り広げられています。かつての意匠を受け継ぎながら、最新の音響・照明・プロジェクションマッピング技術によって、空間の魅力はむしろ劇的にアップデートされています。

一方で、パレットタウンのランドマークとして愛された「お台場大観覧車(パレットタウン大観覧車)」は、2022年8月31日の営業終了後に完全解体されました。解体工事は2023年春までに完了し、約23年間にわたって東京ベイエリアの夜景を彩った大輪の光は、歴史の1ページとして幕を閉じています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。