ヴィンテージ市場の高騰に伴い、悪質なブートレグ(海賊版)やタグの付け替えによるフルーツオブザルーム 偽物 見分け方の知識はコレクターにとって必須の教養となっています。
ネット上の誤解:レジスターマーク(®)がないと偽物なのか?
古着コミュニティや知恵袋などで「フルーツのロゴに®マークがないものはフェイク品である」という誤った言説が散見されます。しかし、これは事実ではありません。フルーツオブザルームの商標登録の変遷により、1970年代初期の特定の織りネームや、テストサンプル品、一部の欧州向けライセンス品では®マークの配置が異なる、あるいは省略されている正規オリジナルが存在します。
タグの付け替え・リプリントを見抜く3つのポイント
現在最も警戒すべきは、安価な無地ヴィンテージTシャツからタグを取り外し、高額なヴィンテージプリントを施した現代のブランクボディに移植する手口です。これを見抜くには以下の点を確認してください。
- 首元の縫い糸(ステッチ)のテンションと色合い:タグを後から縫い付けた場合、襟のリブを縫製している糸とタグを留めている糸の経年変化(褪色具合)やピッチ(間隔)に不自然なズレが生じます。
- RNナンバー(米連邦取引委員会登録番号)の確認:フルーツオブザルームの正規RNナンバーは「RN 13765」です。タグ裏面やケアラベルにこの番号が正しく記載されているかを必ず照合してください。
- 生地の経年劣化とプリントのクラックの整合性:タグだけが90年代のUSA製で、生地表面に毛玉やフェードがなく新品同様である場合、リプリントやタグ移植の疑いがあります。