内田有紀がビジュアル面で世間に決定的な衝撃を与えた原点は、1993年のユニチカ水着キャンペーンガールへの抜擢と、それに続くファースト写真集『YUKISS』(1993年、ワニブックス)の発売でした。
当時の女性アイドル市場といえば、黒髪ロングヘアに清楚なワンピースというスタイルが主流でした。その固定観念を根底から覆したのが、彼女のトレードマークであった快活なショートカットと、水泳やフェンシングで鍛え上げられたアスリートのような引き締まったプロポーションです。写真集やグラビアで披露された水着姿は、過剰な性的消費を拒絶するかのような爽やかさとヘルシーな躍動感に満ちていました。
健康的な小麦色の肌、均整の取れた美脚、屈託のない笑顔は、男性ファンだけでなく同年代の女性からも「憧れのアイコン」として熱狂的に迎え入れられました。この時期に撮影された数々の健康美あふれる水着グラビアが、後年の読者の記憶の中で「露出度の高い作品」として誇張され、先述のヌード疑惑とすり替えられて記憶される一因となっています。