過酷なリハビリと引退後の生活を支えてきたのは、他ならぬ家族の強い絆です。谷垣氏は自民党総裁在任中の2011年、長年連れ添った最愛の妻・佳子さんを病気で亡くすという深い悲痛を経験しました。事故後は2人の愛娘をはじめとする家族が献身的に寄り添い、日々の療養とリハビリを温かくサポートし続けています。
また、車椅子生活となった谷垣氏が情熱を注いだのがパラスポーツの普及とバリアフリー社会の実現です。東京2020パラリンピック競技大会では顧問を務め、自らの体験を踏まえた発信を通じて共生社会の重要性を強く訴えました。
障がい者スポーツの現場を積極的に視察し、選手たちと対話を重ねる活動は大会終了後も継続されています。「障がいがあっても誰もが生き生きと暮らせる社会づくり」を目指すその取り組みは、かつての政治指導者が示す新たなソーシャルリーダーシップの形として多方面から支持を集めています。