なぜ、これほどまでに詩とお菓子の組み合わせが人々の心を掴むのか。今年話題となったポエム付きチョコレートブランド「言の葉ラボ」の企画担当者に話を聞いた。
「私たちの狙いは、味覚だけでなく視覚と情緒を同時に満たす体験を作ることでした。カカオのほろ苦さと、少し切ない詩の余韻。この二つが重なった時、人はただお菓子を食べているのではなく、一つの短編小説を体験しているような感覚になります」。開発チームは味付けの試作と同時に、100パターン以上の詩を吟味したという。苦味の強いダークチョコレートには静かな夜を連想させる詩を、甘酸っぱいベリー系には恋の始まりを感じさせるポップな言葉を合わせるなど、味と詩のペアリングには徹底的なこだわりが隠されている。