ジャニーズ事務所を離れた郷ひろみが次なる活動拠点に選んだのが、当時新興勢力として頭角を現しつつあったバーニングプロダクションでした。率いる周防郁雄社長との出会いが、彼の運命を決定づけます。
トップアイドルの他社移籍は、当時の芸能界の慣例からすれば極めて異例であり、業界内のパワーバランスを揺るがす大波乱を巻き起こしました。ジャニーズ側との間には大きな摩擦と緊張が走り、一時はメディア露出や活動への懸念も囁かれたほどです。
しかし、周防社長の強力なバックアップと、郷ひろみ自身の徹底したプロ意識がその逆風を跳ね返します。移籍後も『あなたがいたから僕がいた』『お嫁サンバ』『2億4千万の瞳』など時代を彩る代表曲を次々に発表。この移籍劇は、タレントが自らの意志で事務所を選択し、さらなる高みへ登り詰めた「芸能界における歴史的転換点」となりました。