インドラ実装において最大のドラマを生むのは、間違いなく授かりの英雄アルジュナとの邂逅だ。マハーバーラタにおいて、インドラはアルジュナの神話的実父にあたる。カルナに黄金の鎧を脱がせる計略を仕掛け、我が子を勝利へ導こうとしたエピソードはあまりに有名だ。
この父子関係がカルデアという特異点でどう描かれるのか。冷徹なまでの神性を見せるのか、それとも息子への歪んだ、あるいは不器用な情愛を露わにするのか。奈須きのこ氏が紡ぐシナリオにおいて、神話の血縁関係は常にキャラクターの心理的深淵を暴く鍵となってきた。真名隠蔽ギミックを伴って登場し、アルジュナとの対峙を経て本来の神威を解放する演出が用意されていたとしても何ら不思議ではない。