五所川原駅が幅広い世代のトラベラーを惹きつけてやまない最大の要因は、「JR五能線」と「津軽鉄道」という個性の異なる2つの鉄道路線が交差する結節点である点にあります。日本海の絶景を駆け抜ける観光列車「リゾートしらかみ」でアプローチし、隣接する津軽五所川原駅へと歩みを進めれば、昭和の面影を色濃く残すローカル私鉄の世界へとシームレスにタイムスリップできます。
一般的な地方駅では観光スポットが遠方に点在しているケースも少なくありませんが、五所川原駅は中心街が駅前へコンパクトに集約されているのが特徴です。駅から歩いてわずか5分ほどの場所に位置する「立佞武多の館」では、高さ約23メートル・重さ約19トンにも及ぶ巨大な山車がビルの中に鎮座し、年中無休でその迫力を間近に体感できます。観光連盟や自治体の取材データによると、新青森駅からの直通アクセス向上やインバウンド個人旅行者の増加に伴い、駅周辺を起点とする回遊型観光の満足度は90%超の高水準を維持しています。