長野市の和食を巡るネット情報には、いくつかの典型的な誤解が存在します。代表的なのが「内陸の長野では海鮮を避けて蕎麦を食べるべき」という固定観念です。
先述の通り、長野市は日本海側からの水産物流が極めて発達しており、仕入れ力の高い店舗であれば都内の一等地に匹敵する高鮮度の魚を半額近い価格で味わえます。逆に、観光地の目立つ通りにある蕎麦店の中には、乾麺や機械打ちを観光客向け価格で提供している店舗も一部見受けられるため、事前の見極めが欠かせません。
真のコスパを誇る手打ち蕎麦店は、善光寺表参道のメインストリートから一本外れた住宅街や、市街地から少し離れた街道沿いに点在しています。地元客が日常使いする店では、十割や二八の本格手打ち蕎麦が大盛りでも800円〜1,000円前後で提供されており、観光地のセットメニュー(2,000円以上)と比較して圧倒的な満足度を誇ります。