数字上のデータだけでは見えてこないのが、実際の高校生活と学校指導の内情です。大手進学情報サイトの口コミ、学校説明会参加者の声、卒業生の手記から抽出された生々しい証言を検証します。
学業面に関して最も多く聞かれるのは、「塾に頼り切らなくても基礎から難関大レベルまで引き上げてくれる手厚さ」です。ある卒業生の手記には次のような実感が綴られています。
「文理学科というと放任主義の学校も多いなか、生野は先生方の面倒見が極めて熱心。早朝講習や放課後補習、長期休暇中の進学講座が充実しており、課題量は決して少なくないが、それを仲間と乗り切る連帯感があった。自分からガンガン勉強を進めるのが苦手だった私にとって、学校側がペースメーカーになってくれたのは本当にありがたかった」
一方、ネット上で「時代遅れ」「校則が厳しいのではないか」と揶揄される体育祭や学校行事への熱量についても、当事者の受け止め方は大きく異なります。名物行事である体育祭の応援合戦や団活動、耐寒登山といった伝統行事に対しては、入学当初こそ戸惑う生徒がいるものの、「部活と行事に全力で打ち込み、秋以降に一気に受験モードに切り替える集中力が身についた」と肯定的に評価する声が圧倒的です。
生徒気質としては、派手さや都会的なスマートさよりも、真面目で人当たりが良く、何事にも実直に取り組む生徒が集まる傾向があります。この「穏やかで落ち着いた学習環境」こそが、保護者層から根強い信頼を集め続ける最大の要因といえます。