2002年4月の初登場以来、絶大な支持を集めていた『でこぼこフレンズ』は、なぜ2011年3月をもって突然の幕引きとなったのでしょうか。ネット上では「作者とのトラブルか」「視聴率低下が原因か」といった根拠のない憶測が飛び交うこともありました。しかし、NHKの番組編成資料や当時の制作環境を精査すると、「番組全体の構造改革と地上波デジタル移行に伴う定時リニューアル」が真の理由であることが明確になります。
『おかあさんといっしょ』は、約5年〜10年の周期で人形劇コーナー(『ドレミファ・どーなっつ!』から『ぐ~チョコランタン』、そして『モノランモノラン』『ポコポッテイト』へ)やショートアニメーション枠を刷新するサイクルを持っています。2002年に始まった『でこぼこフレンズ』は、歴代のミニアニメコーナーの中でも異例となる丸9年間(2002年〜2011年)という最長クラスのロングランを記録しました。
さらに決定打となったのが、2011年7月の「地上波アナログ放送終了・完全デジタル化(画面比率4:3から16:9への移行)」でした。2002年当時の4:3画面基準で緻密にレイアウト・設計されていた『でこぼこフレンズ』の映像マスターを、ハイビジョン画角へと全面改修するタイミングが重なり、2011年春の番組改編にあわせて次世代のコーナー(『ポコポッテイト』放送期に伴う新企画)へとバトンを渡す円満な終了となったのです。