細編みの編み方入門!端が斜めになる原因と綺麗に編むプロの裏ワザ

細編みの編み方入門!端が斜めになる原因と綺麗に編むプロの裏ワザ

細編みの編み方入門!端が斜めになる原因と綺麗に編むプロの裏ワザの重要ポイントを解説します。最新トレンドが詰まっています。

平編みを習得した後に立ちはだかる次のステージが、立体物や円形モチーフを生み出す技術です。幾何学的なルールを理解すれば、目数を間違える心配は劇的に減少します。

細編み円の編み方における大原則は、段を重ねるごとに「最初の1段目の目数と同じ数だけ、均等に増やし目を行う」という点です。一般的な毛糸(並太毛糸に5/0号〜6/0号のかぎ針)を使用する場合、1段目は輪の作り目の中に細編みを6目編み入れるのが黄金比率とされています。

2段目はすべての目に2目ずつ編み入れて12目に倍増させます。3段目は「細編み1目、次の目に増やし目(2目編み入れ)」を6回繰り返して18目。4段目は「細編み2目、増やし目」を6回で24目、といった形で規則的に6目ずつ増大させていきます。この増目を怠ると編み地が反り返ってお椀型になってしまい、逆に増やしすぎると波打ってフリル状になってしまいます。平面の円を平らなまま保ちたい場合は、厳密な6の段の掛け算を守り抜く必要があります。

さらにプロフェッショナルな円に仕上げるためのテクニックとして「増やし目の位置をずらす」手法が挙げられます。毎段同じ場所(例えば扇形の角)で増やし目を繰り返すと、円ではなく六角形に角ばってしまいます。偶数段では最初の細編みの数を半分に分割して分散配置することで、角のない滑らかな真円を描くことが可能になります。

立体成形に欠かせない細編み減らし目と増やし目にも明確なセオリーが存在します。増やし目は「同じ1つの目に細編みを2回編み入れる」だけで完了するため構造は平易です。注意を払うべきは減らし目(細編み2目一度)です。通常の手順では1目めから糸を引き出し、続けて2目めからも糸を引き出して、針にかかった3本のループを一度に引き抜きます。しかしこの方法では編み目の結び目が分厚くなり、表面に小さな穴が開きやすくなります。

この欠点を解決する手法が、あみぐるみ作家の間で標準化されている「インビジブル・ディクリース(見えない減らし目)」です。手前の半目(フロントループ)だけを連続して2目針先ですくい取り、そこに糸を掛けて引き抜くことで、通常の細編みと全く見分けがつかない滑らかで美しいカーブを描き出すことができます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。