「EPA配合サプリメントを摂取すれば、高血圧が劇的に改善するのか」という疑問に対し、医学的なエビデンスは明確な答えを出しています。世界各国の臨床試験メタアナリシス(複数の質の高い臨床研究を統合分析したデータ)によると、オメガ3系脂肪酸の継続摂取により、収縮期血圧で平均2〜4mmHg、拡張期血圧で平均1〜2mmHg程度の穏やかな降圧が確認されています。
日本国内の大規模臨床試験「JELIS(Japan EPA Lipid Intervention Study)」においても、高純度EPA製剤の投与が高脂血症患者における冠動脈イベントの発症リスクを有意に低下させることが実証されました。血管壁のプラーク形成を抑え、EPAによる中性脂肪低下と動脈硬化予防の連鎖が、長期的な心血管リスク低減につながる有力な証拠となっています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、EPAおよびDHAを含むオメガ3脂肪酸の目標摂取量として、成人1日あたりおおむね1.6g〜2.2gが推奨されています。食事だけでこの数値を毎日補うには、焼き魚や刺身をほぼ毎食取り入れる必要があるため、食生活が不規則になりがちな現代人にとって、高純度サプリメントの併用は有効な手段となります。