長髪のムーブメントを牽引するのは、いつの時代もスクリーンやステージで圧倒的な存在感を放つ表現者たちだ。日本のエンターテインメント界において、その先駆者であり続ける木村拓哉は、伝説的ドラマ『グランメゾン東京』などで大人の色気漂うスタイリングを提示し、世代を超えて影響を与え続けている。一方で、オダギリジョーが見せるアンニュイで無造作なロングスタイルは、計算された崩しと独自の空気感で唯一無二の立ち位置を確立した。
視点を海外に向ければ、ハリウッドのニューアイコン、ティモシー・シャラメの存在感が光る。大ヒット映画『DUNE/デューン 砂の惑星』で見せたニュアンスたっぷりのパーマスタイルは、従来の無骨なメンズヘアスタイルのイメージを覆し、エレガントでしなやかな新しい男性像を提示してみせた。日米のトップスターたちが体現するスタイルは、ただ髪を伸ばすのではなく、自身のアイデンティティに合わせてデザインする楽しさを教えてくれる。