全県から集った139団体の頂点を決める大舞台。息をのむ静寂のなかで発表された茨城県吹奏楽コンクール結果速報は、吹奏楽関係者やファンの間で大きな歓喜とどよめきを呼びました。全49団体が金賞の栄誉に浴したものの、その中から上位大会である東関東吹奏楽コンクール代表校へと推薦される団体はごく一握りです。
最大の注目を集めた高校A部門では、名門・常総学院高校吹奏楽部が緻密なスコアリーディングと圧倒的なダイナミクスレンジを提示し、審査員全員の一致した高評価を得て「朝日賞」を受賞。それに続き、卓越したブレンド力を見せた水戸女子高等学校、洗練された木管セクションの歌心が光った県立大洗高等学校など、東関東でも上位進出を狙える実力派が順当に代表枠を射止めました。
一方、熾烈を極めたのが中学校A部門 代表枠を巡る攻防です。少子化や部活動ガイドラインの改定に伴う練習時間制限のなか、各校が工夫を凝らしたアプローチを展開。小学生の部で朝日賞を獲得した水戸市立三の丸小学校の系譜を継ぐ水戸市立第二中学校や、強豪・ひたちなか市立勝田第一中学校などが、無駄のないソリッドな響きで代表の座を勝ち取りました。また、職場・一般部門結果においても、市民バンドのパイオニアである日立市民吹奏楽団や水戸サクソフォーン倶楽部などがハイレベルな演奏を繰り広げ、円熟味あふれる音楽性で東関東へと駒を進めています。