難関モデルがビルダーの前に立ちはだかる最大の理由は、計算し尽くされた内部補強と錯視的トラップにある。製品開発を担うレゴグループのデザイナー陣は、巨大な完成品が自重で崩壊しないよう、外側からは見えない内部に強固なロック構造を張り巡らせている。
組み立て説明書の平面図から立体構造を瞬時に把握するのは容易ではない。似通った色合いのパーツが連続する工程では、集中力が切れると一瞬で迷子になる。しかし、一見無意味に見えるカラフルな内部パーツが最終的に完璧な躯体へと化ける設計の美しさこそ、難易度の高さと裏腹にある醍醐味だ。