えんがわの実際の味わいや食感は、産地や鮮度によって大きく異なる。ここでは、現場の声や通販レビュー、SNS上の反応をもとに、えんがわのリアルな姿を検証する。
まず、ヒラメのえんがわについて。寿司屋の大将に話を聞くと、「ヒラメのえんがわは、1匹から2~3貫分しか取れない。だからどうしても高値になる」という。実際、市場ではヒラメのえんがわは他の部位と比べて2~3倍の価格で取引されることも珍しくない。通販サイトでは、100gあたり1,500円~2,500円で販売されていることが多く、贈答用としても人気だ。
エイのえんがわは、さらに希少性が高い。特にアカエイのえんがわは「幻のえんがわ」と呼ばれ、一部の産地では地元の寿司店でしか味わえないこともある。SNSでは「エイのえんがわを食べたら、ヒラメには戻れない」という声も見られるほど、その食感は中毒性があるという。
カレイのえんがわは、寿司ネタとして提供されることは少ないが、煮付けにすると絶品だ。特にマコガレイのえんがわは、脂が乗っていて、醤油とみりんの甘辛いタレとの相性が抜群である。通販でも、カレイのえんがわの煮付けが販売されているが、ヒラメやエイに比べると流通量は少ない。
マグロのえんがわは、一部の高級寿司店でしかお目にかかれない。ある寿司職人は「マグロのえんがわは、赤身や中トロとは全く別の食べ物。脂がしつこくなく、上品な甘みがある」と語る。ただし、マグロのえんがわは市場にほとんど出回らないため、一般の消費者が手に入れるのは極めて難しい。