【真相】 半沢 直樹 なぜ 出向 徹底解説&真相まとめ #747

【真相】 半沢 直樹 なぜ 出向 徹底解説&真相まとめ #747

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中野渡頭取が下した出向命令は、一見すると非情な仕打ちに見えるが、実は極めて高度な政治的ディール(取引)だった。

当時、東京中央銀行の内部は「旧産業中央」と「旧東京第一」という合併前の派閥闘争が激化していた。大和田常務を完全に失脚させてしまえば、派閥間のバランスが崩れ、銀行内の対立はさらに泥沼化する恐れがあった。そこで頭取は、大和田の罪を不問に付して常務から平取締役に降格させるにとどめ、自らの派閥に取り込む道を選んだ。その一方で、大和田を公衆の面前で叩きのめした半沢を関連会社(東京セントラル証券)へ出すことで、旧開発銀行系や他派閥への「示し」をつけたのだ。つまり、半沢は銀行全体の融和と存続のための「人身御供」にされたと言える。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。