レースを観戦・予想する上で絶対に無視できないのが、近年実施された馬場改修による劇的な環境変化です。かつての大井競馬場といえば、重厚なパワーを要する茶褐色の砂が特徴でしたが、オーストラリア・クランボーン産の白砂へと全面刷新されたことで、コースの性質は根本から様変わりしました。
調教師や所属騎手が専門メディアのインタビューで「砂の粒子が細かく、クッション性が高くなった分、以前よりもパワーとスタミナの消耗が激しい」と口を揃える通り、時計の掛かり方や脚質の有利不利には明確な変化が生じています。「大井競馬場 コース特徴と攻略の真相」を紐解くと、現在の馬場は外回りの長い直線(386m)を活かした差し・追い込みが決まりやすくなった一方で、砂の厚さ(約10cm)が保持されている内ラチ沿いを通ると、想像以上に脚を奪われる現象が頻発しています。
勝負の鍵を握るのは、当日の含水率を反映した「大井競馬場 馬場状態 現在」のリアルタイムな把握です。白砂は排水性に優れる反面、雨が降って「重」「不良」まで悪化すると、砂が締まって一転して驚異的な高速馬場に変貌します。逃げ・先行馬が止まらなくなる傾向が極端に出るため、TCK公式サイトや場内モニターで発表される最新の含水率データと馬場傾向の定点観測が、的中に直結する決定打となります。
さらに、大井競馬場は日本で唯一「右回り」と「左回り」の両方のレースが開催できる特殊なレイアウトを有しています。左回りコース(主にダート1650m等)では東京競馬場など中央のコース形態に近くなるため、JRA遠征馬の適性が遺憾なく発揮されるなど、枠順や展開の読みには高度な戦略性が求められます。