Q1:健診で「肺の影」を指摘されたら、仕事を休んですぐ大病院へ行くべきですか?
A1:慌てて仕事を何日も休む必要はありませんが、1ヶ月以内を目安に呼吸器内科を受診してください。なお、最初から特定機能病院(大病院)へ行くと紹介状なしの初診料(選定療養費:7,700円以上)が自己負担として上乗せされる場合があります。まずはCT設備を備えた地域の呼吸器内科クリニックや一般病院を受診し、必要に応じて大病院を紹介してもらう流れが最も合理的かつ経済的です。
Q2:「すりガラス結節」が見つかりました。がんであれば即座に手術すべきではないのですか?
A2:即座に切除しないケースが多いです。純すりガラス結節(pGGN)は進行が極めて緩慢で、何年も大きさが変わらないことも珍しくありません。また、アレルギーや一過性の炎症でも同様の像を呈するため、数ヶ月から半年おきの低線量CTによる経過観察を行い、充実成分が出現したり増大傾向が確認された時点で切除を検討するのが標準的なガイドラインです。焦って切る必要はありません。
Q3:前回の健診で「要精査」だった影が、今回のCTで「消えている」と言われました。誤診ですか?
A3:誤診ではなく、医学的に非常によくある正常な経過です。レントゲン撮影時に存在した影の正体が、風邪や気管支炎に伴う一過性の炎症浸出液や痰の詰まりであった場合、数週間から数ヶ月の間に体内へ吸収されて完全に消失します。影が消えたのであれば悪性腫瘍の可能性は完全に否定されますので、安心して通常の定期健診に戻ってください。