この巨大プロジェクトの心臓部となるのが、メンバー5人が共同で立ち上げた「株式会社嵐」の存在だ。マネジメント業務を包括的に担うSTARTO ENTERTAINMENTと協調体制を敷きながらも、グループの権利関係や興行の主導権を自分たち自身で掌握する構図が完成した。これはかつての受動的なアイドルグループのあり方とは根本的に一線を画す。
自分たちのペースで、自分たちの言葉でファンに届ける。その意志の具現化が、この新会社設立の根底にあった。外部資本や事務所の思惑に振り回されることなく、ステージの細部やチケットの流通形態に至るまで、メンバーが直接ディレクションを下せる環境が整ったことが、今回の電撃的な公演構想を後押しした最大の要因であることは間違いない。