本作を語る上で欠かせないのが、大ヒットドラマ『JIN-仁-』との強烈な結びつきです。現代から幕末へとタイムスリップした脳外科医・南方仁(大沢たかお)が、満足な医療器具も薬もない時代で人々の命を救いながら、自らの運命に葛藤する壮大な物語。そのクライマックスや重要な場面で絶妙なタイミングで流れ出す主題歌が、視聴者の感情を一気に決壊させました。
劇中で描かれた南方仁と橘咲(綾瀬はるか)の時空を超えた純愛、そしてどれほど手を尽くしても救えない命の儚さ。視聴者が胸の内で言葉にできなかった切なさを、MISIAのドラマチックなメロディとストリングスが見事に代弁していました。『JIN-仁-』の切ない結末を知るファンにとって、この旋律は物語の感動を呼び覚ますトリガーであり続けています。