オープンワークや各種口コミサイト、OB・OGへの独自取材から見えてくるのは、圧倒的な自由度と自己責任が同居する「カルチャー企業」の生々しいリアルです。
ポジティブな評判として圧倒的に多いのは、「若手であっても筋の通った企画であれば億単位の予算を動かせる」「社内がコンテンツ愛に溢れており、挑戦を否定されない」という点です。音楽プロデューサーやA&Rの現場では、入社2〜3年目の若手社員が発掘した新人アーティストが瞬く間にトップチャートへ駆け上がる事例が日常的に生まれています。
一方、シビアな現実として挙げられるのが「裁量労働制ゆえのタフな働き方」です。アーティストのスケジュールやライブ現場、突発的なプロモーション案件に対応するため、夜間や休日の稼働が発生することも珍しくありません。ワークライフバランスを厳密に区切りたいタイプにとっては過酷な環境となり得ます。
また、中途採用求人で最も関心を集める契約社員からの正社員登用について、人事関係者は次のように明かします。「契約社員制度は足切りではなく、現場とのマッチングとお互いの適性を見極めるための期間。年1〜2回実施される登用審査では、担当プロジェクトでの定量的成果と周囲を巻き込むリーダーシップが厳正に評価され、合格率は決して低くない」。実際に現在第一線でヒット作を手掛けるプロデューサーの中にも、中途の契約社員から這い上がった実力者が多数在籍しています。