二人の結婚生活において、最も過酷な試練となったのが1974年に発生した愛娘・真由子さんの誘拐事件である。生後わずか5ヶ月だった長女の真由子さんが自宅から連れ去られるという悪夢のような事件は、日本中を激震させた。
前代未聞の危機に対し、夫婦は警察の捜査に全面的に協力しつつ、メディアの前でも毅然とした態度を保ち続けた。無事に真由子さんが保護された瞬間、安堵の涙を流した二人の姿は今も語り継がれている。この凄惨な体験は二人の絆を確固たるものへ昇華させ、どんな困難も夫婦で乗り越えるという強い決意を生む原動力となった。