こうしたカオスとも言える熱狂に対し、業界全体の構造改革や洗練化の動きも始まりつつある。独自のエキセントリックなプロデュース手法でBiSHなどを成功させた「株式会社WACK」をはじめ、メジャーシーンで実績を持つプロダクションがメンズアイドル領域や新しいコンセプトの地下アイドルプロデュースに着手・波及し始めた。
従来のような個人の手探り経営やグレーゾーンに依存した運営から、コンプライアンス管理やガバナンスを重視した組織運営への転換。コンディショニングやメンタルケアを取り入れた育成システムなど、持続可能なエンターテインメントへと再構築する試みが急ピッチで進んでいる。アンダーグラウンドの熱量とメジャーの健全性が融合しつつあるのだ。