リモコンが動かなくなったからといって、電池内部の化学反応が完全に停止したわけではない。機器を動かすだけの電圧がなくなっただけで、内部には熱を発生させるに十分なエネルギーが残存している。
ゴミ収集車が回収したゴミを圧縮する際、袋の中の乾電池が押しつぶされて外装が破損し、他の金属ゴミと接触して火花が散る。この一瞬の火花が、周囲の紙くずやプラスチックに燃え移り、数十億円規模の施設被害や人命に関わる火災へと発展するのだ。
実際、こうしたゴミ収集車やプレス機の発火トラブルは、Yahoo!ニュースやSmartNewsといった主要なニュースプラットフォームでも連日のように報じられている。社会全体で「生活安全・危険物管理」の意識を高めなければ、被害の連鎖を止めることはできない。