一命を取り留めたものの、ファンや芸能関係者が最も心配したのは「言葉を扱うタレントとして復帰できるのか」という後遺症の問題でした。脳梗塞は運動麻痺や言語障害(失語症・構音障害)を残すケースが多く、過酷なリハビリが求められます。
磯野さんは集中治療室(ICU)を出た後、すぐに言語聴覚士や理学療法士の指導のもとでリハビリテーションを開始しました。持ち前の明るさと前向きな姿勢で懸命にトレーニングに励み、医師も驚くほどの回復スピードを見せて約2か月後の2014年12月に退院を果たします。
そして2015年2月、長年レギュラーを務めるフジテレビ系トーク番組『はやく起きた朝は…』の収録で仕事復帰を果たしました。スタジオで共演の松居直美さん、森尾由美さんに温かく迎えられた磯野さんは、涙を流しながら感謝の言葉を口にしました。画面越しに伝わる滑らかな語り口と以前と変わらぬ笑顔に、日本中の視聴者が安堵と感動に包まれました。