可とう性とは?柔軟性や弾性との違いと配管耐震で重宝される理由を解明

可とう性とは?柔軟性や弾性との違いと配管耐震で重宝される理由を解明

可とう性とは?柔軟性や弾性との違いと配管耐震で重宝される理由を解明について詳しく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。

可とう性の正しい読み方は「かとうせい」です。本来は漢字で「可撓性」と表記しますが、「撓」が常用漢字表に含まれていないため、官公庁の土木共通仕様書や学術論文、建築業界の図面などでは「可とう性」と交ぜ書きされるのが一般的となっています。

漢字の「撓(とう)」には、「たわむ」「しなう」「たわめる」という意味があります。したがって、可撓性の意味をわかりやすく定義すると、「外から力を加えられたときに、材料がポキリと破壊することなく、しなやかにたわんで曲がる性質」を指します。

材料力学において、物質に曲げモーメントが作用した際、硬く強固な物質ほど外力に抵抗しようと内部に応力を溜め込みます。しかし、許容限界を超えると一瞬で粉砕・破断する「脆性破壊(ぜいせいはかい)」を起こします。これに対して可とう性材料は、自らがたわむことで断面にかかる応力を分散・緩和させ、致命的な破壊を回避する特徴を備えています。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。