なぜ被害者は最初の段階で警察や家族に相談できず、ドミノ倒しのように過酷な被害へと追い込まれてしまうのか。心理学的アプローチからもその構造が見えてくる。
「見せ合い」という行為自体に、ある種の罪悪感や羞恥心が伴う。犯罪者はその心理を鋭く突く。「警察に言えば、お前が自らこんな写真を送ったことも親や学校に知られるぞ」という脅し文句だ。パニックに陥った被害者は、「1回だけ要求に応じれば許してもらえるかもしれない」という正常化バイアスに囚われ、指示されるがままに追加の写真や金を差し出してしまう。だが、脅迫者に妥協という文字はない。要求はエスカレートし、精神的に追い詰められた末の痛ましい事例が後を絶たない。