住宅地で多く見られる生垣のほとんどは、ベニカナメモチとオオカナメモチを交配させた強健種の「レッドロビン」です。基本性質は同様ですが、レッドロビンは成長スピードが速いため、刈り込みの正確さが仕上がりを左右します。
生垣を美しく長持ちさせる剪定の鉄則は、「台形仕立て(末広がり)」に刈り込むことです。上部を広く、下部を狭く刈ってしまうと、上部の葉が影を作って下枝に日光が届かなくなります。日照不足に陥った下枝は次第に葉を落とし、目隠しとしての機能が失われてしまいます。天端(てんば:上面)幅を狭くし、裾(下面)に向かってわずかに傾斜をつけて光を行き渡らせましょう。
刈り込みの手順は以下の通りです。
1. 高さの基準決め:生垣の両端に支柱を立て、水糸を張って天端の高さを水平に揃えます。
2. 天端の刈り込み:水糸を目安に上面を平らに刈り揃えます。
3. 側面の刈り込み:下から上へと刃を動かし、下部が広くなるよう意識して面を整えます。
4. 内部の間引き:絡み合った枝や内側に向かって伸びる不要枝を剪定バサミで根元から抜き、風の抜け道を作ります。