近年では深田恭子の写真集の電子書籍版の売上も急速に伸長しています。スマートフォンやタブレットの高精細ディスプレイでいつでも高画質なカットを楽しめる利便性から、紙の書籍をすでに所有しているコアファンが「持ち歩き用・保存用」としてデジタル版を再購入するケースも珍しくありません。
また、彼女の写真集を語る上で欠かせないのが、講談社と集英社という2大出版社のアプローチの違いです。
集英社は、王道グラビアの魅力を熟知したカメラワークで、太陽の光を浴びた開放的な水着姿や、親しみやすい笑顔をダイナミックに切り取ることを得意とします。一方の講談社は、ファッション誌『VOCE』のノウハウをフル活用し、コスメやヘアスタイリング、陰影を生かしたアーティスティックな質感で、洗練された大人の女性像を美しく表現しています。この2つのアプローチが見事に噛み合ったからこそ、彼女の多面的な魅力が余すところなく世に届いたのです。