伸ばされた手のディテールは、キャラクターの性別や性格を決定づける重要な要素です。手を伸ばす男のイラストをかっこよく仕上げる際は、「直線的なライン」と「関節の凹凸」を強調します。指の節々(ナックルパート)を角張らせ、手の甲に走る腱や血管の筋、前腕の筋肉の隆起をはっきりと描き込むことで、力強さと骨太な説得力が生まれます。
対照的に、手を伸ばす女の子のポーズ集などで見られる魅力的な手元を描く際は、「柔らかな曲線」と「指先のしなやかさ」を重視します。関節の骨っぽさを抑え、指の付け根から指先に向かってなだらかなテーパー(先細り)をかけるのが鉄則です。手首をやや内側に反らせたり、小指を少し遊ばせて外側に広げたりすることで、女性らしい華奢さと繊細な感情が宿ります。