履歴書の写真裏には何を書く?名前や撮影日が必要な理由とペンの選び方

履歴書の写真裏には何を書く?名前や撮影日が必要な理由とペンの選び方

履歴書の写真裏には何を書く?名前や撮影日が必要な理由とペンの選び方について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

「裏に書いた文字など貼ってしまえば見えないはずなのに、なぜわざわざ書くのか」と疑問を抱く応募者は少なくない。しかし、企業側の採用管理現場の実態を知れば、その必然性が明白になる。新卒・中途を問わず、採用シーズン中の人事部には数百から数千通の履歴書が集中する。書類のファイリング、複写、面接官への配布など、履歴書は選考過程で何度も手作業による移動やスキャン作業を繰り返される。

この過密なハンドリングの最中に発生しやすいのが、摩擦や糊の乾燥による「写真の剥落事故」だ。もし裏面が無記名のまま写真が剥がれ落ちてしまうと、書類の山の中から「どの写真がどの応募者のものか」を照合・特定することは極めて困難になる。採用事務局の混乱を招き、最悪の場合は本人確認が取れないまま選考対象から外れるという最悪の事態を引き起こす。

さらに撮影日を明記させることには、もうひとつの明確な実務的理由が存在する。履歴書のマナーとして「写真は原則3ヶ月以内(最長でも6ヶ月以内)に撮影された現在の姿」と定められているが、裏面に撮影年月日を記すことで、規定に則った最新の証明写真であることを自ら客観的に証明する役割を果たす。裏書きとは、企業に対するマナーの誇示ではなく、不測のトラブルから自らを守るための「自己防衛のセーフティネット」に他ならない。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。