爆発的なブレイクスルーを果たした楽曲「オトナブルー」の首振りダンスがTikTokで社会現象となり、念願のNHK紅白歌合戦出場を果たしたことは、彼女たちのキャリアにおける燦然たる金字塔だ。しかし、この巨大な成功体験は同時に、J-POPシーンにおける強烈な「次の一手へのプレッシャー」をもたらした。
一度ついた強烈なパブリックイメージをいかに更新し、一発屋で終わらせずに持続可能なアーティストへと脱皮するか。現在の音楽業界において、メガヒットの後に訪れるプレッシャーは想像を絶する。コミカルさと高い芸術性の間で生じる葛藤こそが、彼女たちが直面してきたクリエイティブな産みの苦しみだったのだ。