30系後期では販売台数でアルファードがヴェルファイアを圧倒し、一時は「ヴェルファイア廃止説」すら囁かれました。しかしトヨタが下した決断は、廃止ではなく徹底的なキャラクターの二極化です。
40系の開発にあたり、チーフエンジニア陣はアルファードを「極上の移動空間を提供する正統派プレミアム」、ヴェルファイアを「ドライバー自らが運転を楽しみたくなるアグレッシブ・プレミアム」と再定義しました。この方針転換により、ターゲット層の違いが鮮明になっています。
企業の役員送迎やファミリー層の快適なクルージングを主目的とするユーザーにはアルファードが選ばれる一方、自らステアリングを握り長距離を軽快に駆け抜けたいオーナー層や、アグレッシブな個性を求める層にはヴェルファイアが強く支持されています。