物語が魔界全体の権力闘争や「次期魔王候補争い」へと大きく舵を切る中、アリスの立ち位置はより重要度を増しています。十三冠の交代や反乱分子「六指衆」の暗躍など、魔界の均衡が崩れつつある情勢下で、名門アスモデウス家の嫡男である彼の発言力は無視できません。
最新の展開においてアリスが直面しているのは、「いつまで家系能力を封印し続けるのか」という究極の問いです。強敵との戦いが激化する中、入間を守り、魔王の座へと押し上げるためには、自らが最も忌避してきた「母の血と家系能力」をも受け入れ、真の全力を解放する必要に迫られています。
かつてのように家柄への反発から拒絶するのではなく、「入間の右腕として勝つため」に自らのルーツすら力に変える覚悟を決めたアリス。誇り高き炎と魅惑の血統が完全に融合したとき、アリスがどのような新境地の魔術を見せるのか、読者の期待は最高潮に達しています。